自己紹介
はじめまして!株式会社inf.(インフ)の代表取締役を務める石川達也です。
株式会社inf.では、都市部と地方の教育格差という課題に問題意識を持ち、情報教育というソリューションで「すべてのひとが自分の選択に納得し主体的に生きることのできる社会」の実現を目標に活動しております。
以前は2022年4月に個人事業として「情報塾inf.」を立ち上げ、会津大学生と共に教材作成や高校への課外授業、教育・地域活性イベントを開催をしておりました。
この記事では私が株式会社inf.を起業を決意した経緯をお話ししたいと思います。
拙文ですがもしよろしければお付き合いください。
起業した経緯
私は福島県岩代町(現二本松市)で生まれました。
私の生まれた岩代町は二本松市の中でも自然豊かな田舎町で、ショッピングモールやゲームセンターはもちろん、学習塾や高校・大学もありません。
地域の小・中学校はひと学年20人ほどの小さなコミュニティで、小学校から中学校まで同じメンバーで過ごしました。
人数が少ないゆえに学年みんなが仲良く、とても居心地の良い環境でした。
しかし、高校・大学と進んできて自分の生きていた世界がとても狭かったこと、自分に見えていた選択肢が「圧倒的に少なかったこと」に気がつきました。
当時の私にとってその小さなコミュニティは世界の全てで、私にとっての「当たり前」でした。そしてその「地方という大きな壁」の向こう側に広がる広い世界に気づくことができませんでした。
情報化が進んだ現在でも「都市と地方」には様々な格差が存在しており、地域格差といった形で問題となっています。
そのなかでも私が特に関心を持っているのが情報格差と教育格差です。
今やすべてのひとがパソコンやスマートフォンを活用し、インターネットを通して世界中の「情報」に触れることができる時代になりました。
しかし現在でも都市と地方間には情報格差が存在しており、社会においては
①情報技術を上手く活用し積極的に新たな価値を「つくる側」
②豊富なコンテンツを受動的に消費する「つかう側」
で二極化してしまっています。この社会の二極化によって、存在する格差は広がり続ける一方です。
「子どもたちが生まれた場所、育った地域でその子の選択肢・可能性の幅が決められてしまう。」
それは私にとってとても悲しく、そして悔しい現実でした。
本人には変えることの出来ない「生まれ」という初期条件によって、人生の選択肢の幅が狭められ、将来の可能性が大きく制限されてしまう。私はこの格差の是正に貢献したいのです。
私には思いがあります。
「子どもたちの可能性や選択肢を広げたい。」
「その子の世界の向こう側にある面白い世界を知らせたい。」
今や”情報”と上手く付き合い、情報技術を活用する力「情報活用能力」は国民的素養であり、大人・子供問わず必要される力のひとつになりました。
この「情報活用能力」を身につけることで私たちはさまざまな情報を上手く扱えるようになり、多くの新たなモノやコトに出会うことが出来るようになります。
さらに広い価値観・世界との出会いは自分のやりたい軸で物事を選択するのに役立ち、主体的な選択が可能になります。
2022年度から全国の高校で「情報Ⅰ」という新たな科目が教えられているのをご存知でしょうか。
「情報Ⅰ」ではプログラミングやデザインなどこれからの社会で必須となる技術や考え方を教えています。
そして「情報Ⅰ」で育もうとしている力こそが「情報活用能力」なのです。
私はこの情報という科目には、大きな力があると思っています。
情報社会を安全かつ上手く渡っていく力、自分の世界を広げる力、豊かにそして自由に生きる力です。
情報教育で「情報活用能力」を育てることによって、これらの力を育むことができます。
これにより、子どもたちの可能性や選択肢を広げることができると考えます。
これから株式会社inf.は、情報教育によって子どもたちの可能性と選択肢を広げ、
「すべてのひとが自分の選択に納得し主体的に生きることのできる社会」
の実現をして参りますので、よろしくお願い申し上げます。
株式会社inf.
代表取締役社長 石川達也